zekaoh's blog

将棋、雑記など

「ものの歩」第2話の感想

「ものの歩」2話目の感想

シェアハウスの中だけで話が進む。将棋だからしょうがないけど、部屋の中だけの話には少々閉塞感が感じられる。
ただ登場人物たちはテンション高いので漫画の勢いはある。

今回は主人公信歩が10枚落ちで対戦。前回は詰将棋、今回は駒落ちと、この漫画は初心者が強くなる過程を丁寧に描いていくのだろうか。
とすると来週はハム将棋あたりで練習して、偶然ニコ生将棋特番に出くわしコンピュータに勝って100万円という流れがいいかな(適当)。

今回驚いたのはシェアハウスのお兄さん役の人が奨励会三段、しかも15歳あたりから三段リーグ10年在籍という設定だったこと。
15か16歳で三段は相当な才能で、普通ならほぼプロになれる逸材。何があったのかわからないが、くすぶっている理由は後々語られるのだろう。
セリフで相手にゴリゴリの急戦を仕掛けられたとあるので、彼はおそらく振り飛車党なのだろうか。しかも普通の四間飛車党かな?
ここ数年は振り飛車受難の時代と言われているので(注:私の知識は最新の知識ではありません)、そこにリーグを突破出来ない理由があるのかもしれない。
ただ振り飛車にとって厄介なのは普通は居飛車穴熊だと思うので、急戦を仕掛けられて焦るというのはちょっとおかしな気もする・・・まさか彼は居飛穴退治の藤井システムの使い手なのだろうか。
でもそうだとしても現代将棋で藤井システムは通用するのかな?との疑問も湧くなあ。まあこれも後々設定が出てくるだろうから、それを楽しみにします。

2話目の感想としては、まだドラマの中心が見えないなと思った。いろいろ要素は散りばめてあると思うんだけど、主人公の成長譚としては、主人公があっさり強くなりそうなので感情移入しにくいかもしれない・・・

どんな修業をするのか、ライバルとか出てくるのか、続きが楽しみですね!

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