zekaoh's blog

将棋、雑記など

「ものの歩」5話目の感想

「ものの歩」5話目の感想

今回は見応えありましたね。前半の竜胆との勝負、後半の奨励会の世界の厳しさと敗者の悲哀がうまく描かれていたと思います。
同じ将棋の勝ち負けでも信歩は負けて喜び、香月の負けは吐くほど苦しい。青春ドラマから一変、信歩の進む道は苦難の道であることを示すうまい構成でした。

また竜胆のライバル蒼馬が遊びで将棋をやっていることが判明。超がつく天才キャラ(おそらく美形)が予想されますが、果たして努力型(の天才)の信歩とどういう絡み方をするのでしょうか。楽しみですね。

それからツインテールの女の子があのカッコで奨励会で指しているのかと考えると夜も眠れません。早くそのシーンをお願いしたいですね!


今回図面はかなり描かれていました。先手信歩、後手竜胆で図面を作成。

▲6二銀まで。信歩の勝負手。△同金▲同龍は後手受けにくい形ですかね。

△3一角。竜胆の苦心の受け。このシーンは迫力あり。

▲6三龍 △5二金 ▲7二龍 △5一歩。これで先手に早い攻めがないと思われます。

最終図。後手は後一手で詰みですが、先手は攻められると早かったようで、この局面は即詰みになっています。


今週はオープニングから作品の方向性が見えてきた意味で一区切りといったところでしょうか。
信歩のキャラクターも竜胆と絡ませることでだんだん固まってきた感じがします。変人ですが前向きで素直なところがいいですね。
小ネタやギャグも面白いのですが、自分が思う最大の魅力は迫力ある対局シーンですね。今週のような攻防は図面も描かれてましたし楽しく読めました。

これからの展開はどうなるのか・・・あんまり対局ばかりだと局面とかすぐネタ切れになりそうなのでドラマ部分がメインになるのかな。
今のところどれくらいの人気があるのかわかりませんが、将棋ファンとして応援したいですね。