zekaoh's blog

将棋、雑記など

「ものの歩」6話目の感想

「ものの歩」6話目の感想

盤面は竜胆対桂司の最終図。
先手竜胆、後手桂司で▲6四歩までと思われます。

たぶんこれでいいと思うけど、これで詰み・・・なのかどうかはちょっと自分にはわかりません。
詰まなくても先手圧倒的優勢ということでの桂司の投了ですかね(みなとに粘りなさいよ!と怒られている)。

本気じゃないと竜胆は言ってますが、四間飛車に対して居飛車穴熊とか本気で勝ちにいってる気がします。桂司は藤井システムで無理攻めした感じでしょうか。でも端歩が突いてないなあ。まあ自分は最近の戦型をよく知らないのでなんとも言えません・・・


物語は竜胆とシェアハウスのメンバーが会う話。部外者である竜胆が客観的にメンバーや状況を見ることによって、改めて舞台の設定などがわかりやすく説明されていると思います。なんというか竜胆が登場してからこの漫画は無理が無くなったというか、話がスムーズに流れたり、各キャラクターの造形が浮かび上がったりとすごくいい感じになったように思います。竜胆が読者に近い側として描かれているからでしょうか、一人のキャラクターによって漫画の世界に入りやすくなる、こういう現象はなかなか興味深いですね。各キャラクターも第一話の頃の尖った感じがなくなり、かわいらしい面が出てきてさわやかな青春ものとしても楽しめるようになってきたと思います。

次回は信歩の将棋大会デビューの話のようで、また今後の展開に繋がる波乱が起きそうで楽しみです。いよいよ馬くんが登場するのかな?